2016年01月06日
ガレット・デ・ロワ【71】
1月6日のエピファニーの頃に食べられるガレット・デ・ロワ。
このガレット・デ・ロワを販売する頃になると、
東京のパティスリー ドレカンで、
菓子職人としての修業時代を思い出します。。

と言うのも、レカンの富士見台のラボ(工房)での配属先が、ガレット・デ・ロワやミルフィーユに使うフィユタージュ(折りパイ生地)やpâtes(パート)を仕込んだり伸ばしたりする部署でした。
毎年ガレット・デ・ロワを焼く時に漂うバターとフィユタージュのキャラメリゼされた時の香り…。
手作りフィユタージュの香りと既製品フィユタージュの香りは違うんですよね。。

レカンではフィユタージュも全部自分達で、pâtesのスタッフが仕込んでました。
パイを折る楽しさと難しさを知ったのをガレット・デ・ロワの香りと共に、今でも思い出します。
シェトミタカでも既製品のパイだけは使わない様にしています。冷凍パイシートも美味しいんでしょうが、、今はパイを折る店も少なくなったそうですか…。
フィユタージュを自家製で作れないと、敢えて販売しませんね。小さな個人店だから、そんな事言えるんでしょうね。。
何を大事にするかは人それぞれですが、見た目の飾りや仕上げの華やかさより、菓子の骨格の生地、pâtesを大事にするのがレカンで学んだ仕事でした。
Posted by トミ at 00:37│Comments(0)
│⑧フランス菓子(修業)編
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